- 食宅便は一人暮らしに向いている?
- 食宅便は他の一人暮らし向け宅配弁当と何がちがうの?
- 一人暮らしで使うメリットやデメリットを知りたい!
栄養バランスのとれたおかず5品が冷凍で宅配される食宅便。食宅便は一人暮らしに向いているのでしょうか?
この記事では、当ブログで食宅便を含めて1300食以上の宅配弁当を食べてレビューした僕が、食宅便が他のメーカーと比べて一人暮らしに向いているかどうかを説明します。
実は、このブログの「一人暮らし向け宅配弁当おすすめ15選」では食宅便が1位です。なぜ1位なのかをこの記事で詳しく説明しつつ、一人暮らしに向いていない部分も正直にまとめます。
ぜひ、参考にしてみて下さい。
押せる目次
食宅便が一人暮らしに向く7つの理由
一人暮らしで食宅便を使うと7つのメリットがあります。
7つのメリット
- 冷凍で長期保存できる。
- 好きな時にレンチンで食べられる。
- 洗い物が出ない。もちろん調理も必要なし。
- 毎日必ず食べる必要がない。
- おかず5品で飽きにくい。
- 栄養バランスが多く目的別コース※も多い。
- 容器が薄いので小さい冷凍庫でもたくさん入る。
- 買い方の工夫で一人暮らしでも購入量を調節できる。
- 味・値段・栄養バランスなど全体的にスペックが良い。
※低糖質セレクト、塩分ケア、カロリーケア、たんぱくケア、やわらかい食事、おうちdeヘルシー丼、まんぷく亭など。
7つにするつもりが、9つになっちゃいました(笑)。
上の4つが冷凍宅配弁当の一般的なメリットで、下の5つが食宅便特有のメリットです。
上の7つの理由について、詳しくは口述します。
これらに加えて「おこのみセレクト」コースを使うと、好きなコースのお弁当を混合して買えますし、4食~16食まで1回の配送で受け取れるのでとっても便利です。
一人暮らしで食宅便を使う3つのデメリット
一人暮らしで食宅便を使う場合、3つのデメリットがあります。
3つのデメリット
詳しく説明していきます。
食宅便は冷凍のおかずセットなのでご飯がつきません。一応、サイドメニューの「健康応援マーケット」からもち麦ご飯や低GIごはんなど、ヘルシーなパックご飯は買えます。
もともと、ご飯付き宅配弁当は冷蔵や常温のものに多く、冷凍ではあまり多くないです。
おそらく、冷凍庫のスペースを多く使ってしまうことや、自分で炊いたりパックご飯を使った方が便利だったり経済的な時があるという理由からだと思われます。
食宅便はおかずの数は5品と多いのですが、全体の量(カロリー)は一般的。どのコースも約200kcal~300kcalです。ご飯一杯を付けて500kcal前後になります。
500kcalだと足りない人も少なくないです。なので、自炊をしてご飯の量を増やしたり、ご飯以外に納豆や味噌汁などを付けるのもおすすめです。
できれば量(カロリー)を多くしても栄養バランスはとりたいところですよね。白飯ではなく、雑穀ご飯パックやオートミール、納豆や果物などの簡単に加えられる(オートミールはおかゆにすると手間がかかりますが)などがいいかも。
ちなみに、ヘルシーな宅配弁当の中でがっつり系を集めた記事はこちら。
【がっつり濃いめ】男性向け宅配弁当7選|たっぷり食べたい若者向けなど
これは食宅便というより、冷凍弁当特有のデメリットです。その代わりに、冷凍弁当は日付と時間帯指定のクール便で受け取れるのが基本です。
中にはヨシケイやワタミの宅食のサイドメニューの冷凍弁当(ダイレクトでない)、まごころケア食のように冷凍+置き配のできるメーカーもありますが、短時間の置き配しか無理でしょう。(メーカーによっては夜まで大丈夫となっていますが、それは「腐らない」という意味で、少しでも溶けると再冷凍でまずくなっちゃいます。)
「溶けちゃうかもしれなから、早く帰らなきゃ。」という状態は僕なら嫌です。特に夏場は。。なので、置き配で受け取りたい人は冷蔵の宅配弁当(「ワタミの宅食」や「コープの宅配弁当」を検討してはいかがでしょうか。
食卓便は一人暮らしに向いている?
僕はこのブログで40社以上の宅配弁当をレビューしています。食べてみたお弁当を大まかに分けると、「冷凍」「冷蔵」「常温」の3つのタイプに分かれます。
その中で、一人暮らしに向いているのは?と聞かれれば、僕は「冷凍」と答えます。なんと言っても、冷凍のお弁当はいつでも好きな時にレンジで温めるだけですぐ食べられます。雑務に時間を取られる一人暮らしにはぴったり。
冷凍は長期保存ができるので、急な予定変更があっても大丈夫。外食や自炊をしない時だけ利用することもできます。クール便配送なので、日付と時間帯を指定して受け取れるのも、家を空けることが多い一人暮らしの人に適しています。冷凍の食宅便には、これらのメリットが全て当てはまります。
冷凍弁当の特徴は一人暮らしに向いている。
ただし、冷蔵の宅配弁当のように「夜まで保冷できる置き配」が使えないのが冷凍弁当のデメリットでしょうか。(まあ、「夜まで置き配」は冷蔵弁当の一番のメリットなので、冷凍弁当のデメリットという表現は適切でないかも。)また、常温の宅配弁当のように「前日に注文/キャンセルができる」という恩恵も受けられません。
冷蔵弁当や常温弁当にもそれぞれメリットがある。一長一短。
基本的に冷蔵弁当は配達された日、常温弁当は配達されてから2~3時間以内に食べる必要があり、「好きな時にいつでもレンジでチンして食べらる。賞味期限は何か月もある」という冷凍弁当のメリットは大きく感じます。冷蔵/常温弁当は時間帯指定をした受け取りもできません。
ただ、冷蔵/常温弁当は「ご飯付き」が多いんですよね。常温弁当は「ご飯大盛り」なんてできるメーカーも多いですし。
全体メリットとデメリットを考えると、一人暮らしには冷凍弁当がおすすめです。ただし、「置き配」や「ご飯/ご飯大盛り」のメリットがあなたにとって大きい場合は、冷蔵や常温弁当も視野に入れることがおすすめです。
食宅便は他の冷凍弁当より一人暮らし向き?
次に、冷蔵弁当の中でも食宅便が一人暮らしにおすすめの理由を説明します。
食宅便は味、値段、送料、栄養バランス、メニュー数、コース数などが全体的に優秀で、デメリットが少ない冷凍弁当です。
「一人暮らし」と言っても、年齢や性別はいろいろですよね。なので、いろいろな角度からみてバランス良い食宅便を一人暮らしの人におすすめします。
また、具体的なことでうは、食宅便の容器は(フタがついていないため)薄い作り。冷蔵庫の冷凍スペースが小さくても、ストックしやすいという長所があります。
1食分の品数の多さ、目的別コースの多さ、コース内のメニューの多さで飽きずに栄養バランスの良い食事が摂れるのも、栄養バランスが偏りがちな一人暮らしの人には最適。その上、「おこのみセレクト」という自分の好きなメニューを自分に合わせた数だけ買えるシステムもあります。
始めて宅配弁当を利用する人は、まず食宅便を利用してみて、自分なりの宅配弁当に対する希望がはっきりしたら(例えば、もっと安い、もっと高齢者向け、もっと(量が多い)男性向け、もっとヘルシー、など)それに合わせて宅配弁当を変えてみてはいかがでしょうか。
その時は、目的別や総合ランキングにまとめた「宅配弁当人気ランキング」を参考にしていただけると嬉しいです。(宣伝してすみません!)
ネタバレですが、上記の1300食以上、30メーカー以上の中から決めた上記の総合ランキングでも「食宅便」は3位です。
一人暮らしで実際に使う注意点
先ほど説明したデメリットも含めて、食宅便を一人暮らしで利用する場合の注意点をまとめました。冷凍弁当を始めて使う人への注意も加えています。
一人暮らしで使う注意点
メーカー公式発表で容器の大きさは「縦218㎜×横164㎜×高さ27㎜(包装状態で縦230㎜×横170㎜×高さ40㎜)」となっています。ただ、この数値を見ても、実際にあなたの家の冷凍庫に何食入るかはピンと来ないですよね。送料無料の「お試しセット(4食)」を買って、実際に冷凍庫に入れてみれば、それ以上に何食入るか見当をつけやすいかもしれません。
受け取り日を注文する日の何日後にできるかは、コースや込み具合で変わるようです。僕の経験上、4日~6日後が多いようです。受け取り時間帯(受け取り時間ではないので注意)は、「8:00 ~ 12:00(午前中)」、「14:00 ~ 16:00」、「16:00 ~ 18:00」、「18:00~20:00」、「19:00 ~ 21:00」が選択できます。伝票番号を利用してヤマト運輸に直接連絡すると、間に合う範囲で日付/時間帯を変更してもらうこともできます。
食宅便はご飯(主食)がついていません。おかずのみで1食分200~300kcalくらいなので、主食がないと足りない人がほとんどだと思います。自炊やパックのご飯など用意するか、ダイエット目的ならヘルシーな一品をつけ足すのがおすすめです。
食宅便のパッケージに記載されている温め時間はあくまで目安です。温めるコツは、最初は強めのワット数で目安時間の半分くらいまで加熱し、残りを短時間で切るか、弱いワット数で微調整する感じです。オート機能を使うと温め過ぎてしまう可能性があり、仕様でも禁止されています。
賞味期限は製造日から1年間です。僕の経験上、食宅便は多くの場合、10か月以上賞味期限があるものが送られてきます。とはいえ、冷凍庫の開け閉めによって、冷凍弁当は少しずつ味が悪くなります。溶けて再度凍ることを繰り返すと、べちょっとした食感になってしまったり、逆にカサカサになるおかずが出てしまうからです。食宅便はおかずの品数が多いので、特にこの現象が起きやすいです。できれば、食宅便君は2~3か月以内に食べてあげましょう。宅配弁当が大好きな僕からのお願いです。
定期+スキップで送料を安くできる
食宅便の送料は次の通り。
お試し | 送料無料 |
定期購入 | 390円(税込) |
単発(1回だけ)購入 | 780円(税込) |
また、出荷工場が同じならば、1回の配送で2セット(14食)購入しても同じ送料です。
さらに、定期購入をしていても「スキップ」機能で「1回休み」にすることができます。(スキップ機能は配達予定日の5日前まで可能)
これらのことから、1回に2セット買って次回をスキップすれば実質送料が半額になります。
ただし、冷凍庫に14食入り切らなければとても困ってしまいますし、メニューのローテーションが少し崩れることになります。
「食卓便の送料や値段は安いのか?料金やポイントなど費用関連まとめ」に詳しくまとめいるので、興味のある人はチェックしてみて下さい。
また、「おこのみセレクト」コースはもともと4食~16食まで送料が同じなので、一人暮らしの人に使いやすいです。
食宅便「おこのみセレクト」コースは一人暮らしに最適?!
食宅便の中でも「おこのみセレクトコース」は一人暮らし向き。
おこのみセレクトコース
- 1回の配送で何食買うか(4~16食)を自分で選べる。
- 好きなメニューだけ選んで買える。
- 好きなメニューを複数購入することもできる。
- 低糖質・塩分ケアなど、各コースのメニューがある。
- 季節限定メニューや特売メニューもある。
- 美味しいメニューが多い。
自分の冷凍庫の大きさに合わせて買う数を選べます。1食あたりの実質送料を安くするために、なるべく多く(最大16食)買えるのも魅力。気に入ったメニューがあれば、同じものを複数買うこともできます。
また、僕は食宅便の色々なコースのメニューを食べたことがありますが、おこのみセレクトのメニューは美味しいものが多いと感じます。おそらくお試しとして使われることが多いコースなので、各コースから美味しいメニューをおこのみセレクトに集めている感じなんじゃないでしょうか
「野菜たっぷり彩菜カレー」
栄養成分
エネルギー431kcal たんぱく質11.7g 脂質8.8g 炭水化物76.2g 塩分2.0g 内容量302g
野菜たっぷりのキーマカレーです。
サフランライスとの相性が良く、あっさりしているのに物足りなさはないヘルシーなカレーでした。
さすが食宅便が作ったカレー。ヘルシーなのに、結構な満足感。
こんな感じのパッケージの端っこを少しだけ開けてレンジで温めます。
浦上そぼろ
この弁当のメニューは、浦上そぼろ、蓮根ハンバーグきのこあんかけ、小松菜とあさりの煮浸し、里芋の黒光和え、高菜炒め、です。
エネルギー198kcal 蛋白質11.2g 脂質9.9g 炭水化物16.0g 食塩相当量2.5g、になります。
「浦上そぼろ」という長崎県の郷土料理がメインのおかずの構成です。
(ちなみに、食宅便の冷凍おかず1食分についている名前は、そのおかずセットのメインのおかずの名前そのままです。こちらのおかず5品のおかずセットの呼び名が「浦上そぼろ」となります。)
浦上そぼろは金平ごぼうに近い料理でした。結構な量が入っていて、食べごたえがありました。
鶏肉の豆乳坦々
この弁当のメニューは、鶏肉の豆乳坦々、鯵の塩焼き、海鮮八宝菜、麻婆茄子、コーングラッセ、です。
エネルギー218kcal 蛋白質26.5g 脂質8.2g 炭水化物9.5g 食塩相当量2.1g、になります。
高蛋白なおかずセットなのですが、お味の方も良かったです。鶏肉の豆乳坦々がピリ辛なのですが、クリーミーでした。鶏肉の食感も良かったです。
10種類の食材を使った中華丼
この中華丼の材料は、うるち米、豚肉加工品、白菜、チンゲン菜、えび、キヌサヤ、たけのこ水に、もやし、乾燥しいたけ、乾燥きくらげ、になります。
エネルギー402kcal 蛋白質13.2g 脂質5.5g 炭水化物75.0g 食塩相当量1.0g、になります。
ベースのご飯には雑穀が混ぜられていたらしいです。黄色い粒つぶがたくさん入っていました。粟だと思います。
ご飯はやわらかめです。中華丼にしては、高蛋白で控えめな塩分になっています。
肉団子と野菜のトマト煮
この弁当のメニューは、肉団子と野菜のトマト煮、鰆の香味あん、蒸し鶏と野菜の辛子和え、わかめと卵の生姜煮、筍の土佐煮、です。
エネルギー192kcal 蛋白質13.6g 脂質10.0g 炭水化物11.8g 食塩相当量2.3g、になります。
メインの肉団子は鶏肉を使っていて、茄子と一緒にトマトで煮込まれている上にチーズがのせられていました。チーズは温める時に、端っこへ行ってしまいましたが・・
肉団子と野菜のトマト煮は、今回の冷凍おかずのメニューの中ではこってりしていた方です。
カニあんかけ五目炒飯
このカニのあんかけ五目炒飯は、エネルギー371kcal たんぱく質9.8g 脂質3.1g 炭水化物76.2g 塩分1.5g、になります。
こちらは過去のメニューです。
鯖の胡麻照り焼き
この弁当のメニューは、鯖の胡麻照り焼き、水炊き風、たらことマッシュポテト、ふろふき大根、大豆昆布煮、です。
エネルギー291kcal たんぱく質13.6g 脂質15.8g 炭水化物15.0g 塩分1.4g、になります。
鯖(さば)はやわらかく、ごまがたっぷりつけて焼かれていました。焼き魚なのに冷凍でこの食感を出すのは難しいことなんじゃないかと思います。
鶏肉が水炊き風になったおかずは、野菜と鶏肉を合わせてたっぷり入っていました。
食宅便の口コミは?
僕が調べたネット上の食宅便の口コミを簡単にまとめると次の通り。
食宅便の口コミ
- 栄養バランスに期待して注文したが、意外と美味しかった。
- 冷凍にしては美味しい。
- 自炊と比べると割高。
- 冷凍庫がいっぱいになってしまう。
他にもいろいろな口コミがネット上で見つけられます。
食宅便の口コミや評判のまとめや、他メーカーと味の比較、おすすめできる人/できない人は「食宅便の口コミ&評判を多数まとめて比較【まずい?美味しい?】」にまとめました。
このブログで僕が食べてレビューした1300食以上の中から、一人暮らしに向いている宅配弁当をまとめた記事はこちら。安いもの、男性向け/女性向け、高齢者向け、ご飯付きなどあるので、ぜひチェックしてみて下さい。
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