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押せる目次
宅配弁当を選ぶ基準
8つの基準
値段/料金(コスパ)で選ぶコツ
値段/料金/コスパで選ぶ
- 税込/送料込の1食あたりの値段で比較する。
- 味(口コミ)や量に対するコスパも重要。
- 冷凍弁当はクール便の送料が高い。送料無料か割引をねらう。
- 冷蔵、常温のメーカーは送料無料が多い※。
※冷凍/冷蔵/常温お弁当は特徴や使い勝手が違うので、値段で比べるわけにはいかないかも。
量で選ぶコツ
宅食/冷凍弁当は全体的に量が少なめ。毎日食べる前提でヘルシーに作られているからです。
なので、多くて困ることはあまりないと思います。
たっぷり入っている宅配弁当/冷凍弁当は稀。「大盛り」のようなものは少ないです。
「お腹いっぱい」にするためにおすすめの方法は2つ。
お腹いっぱいにするには
- おかずのみのお弁当を注文して、ご飯を自分に合わせて用意する。
- 野菜たっぷりで食物繊維が多めのお弁当を注文する。
野菜の多いお弁当なら、お腹いっぱいになる上にダイエットにもなって一石二鳥。また、例外的に高齢者向けの常温宅配弁当はご飯やおかずを大盛りにできるものが多いです。
栄養バランスで選ぶコツ
「栄養バランス」には色々な基準があります。
栄養バランスの基準
- 低カロリー設計のもの。
- 適度に高たんぱく低糖質のもの。
- 特定の栄養成分が制限or強化されたもの。
- 野菜が多いもの。おかず品数が多いもの。
などなど。
一般的な宅食/冷凍弁当は、おおまかにはどれも栄養バランスが良いです。
その上で、目的に合わせた栄養バランスに特化されたものが選べます。
ただし、特定の栄養素にこだわりすぎると、全体的な栄養バランスが悪くなることあるので注意。
特定の栄養成分を制限したいor強化したい場合は、一度専門家に相談することをおすすめします。
味で選ぶコツ
味の評価は主観が大きいと思います。
参考までに、僕が美味しく(まずく)感じるポイントは、大きく分けて二つ。
美味しく/まずく感じるポイント
- 塩分や糖質など栄養成分のバランス。
- 味つけの方向性。
メーカーによる食材の違いや味付けの上手/下手では、そこまで大きな美味しさの違いはないと感じます。まして、同価格帯ならなおさら。
ただし、栄養成分のバランスは味の感じ方に直結します。特に塩分の量による「味の濃い/うすい」の影響が大きいです。
ヘルシーな宅配弁当はなるべく減塩に作られます。減塩によってうすくなる味を塩分以外でどう補うかはメーカーによってかなり違っています。
それが、各メーカーの味付けの方向性につながっています。
味付けの方向性
- 塩分が少なくうす味。
- 辛味や酸味がありうす味でも飽きない。
- 出汁が利いていてうす味でも飽きない。
- 味がうすいおかずとしっかり味のおかずがある。
- 塩分を多めに使っていてしっかり味。
自分の好みの味に合わせて選ぶのがおすすめです。
味の濃い/うすい。辛味/酸味/うま味/甘み。など。
また、定番のメニュー/お洒落なメニュー
のどちらが多いかもメーカーによって大きく違うところです。自分の好きなメニューを選べるメーカーだと、味の満足度が高くなります。各お弁当のレビューには、美味しかった時/まずかった時は正直にそう書いています。
ご飯付き/ご飯なしで選ぶコツ
ご飯付きの宅配冷凍弁当は意外に少ないです。
理由は、ご飯は人によって丁度良い量が違うことや、自分で炊いた方が経済的なことなどからです。
冷蔵や常温で配達される宅食系には、必ずご飯付き弁当のラインナップがあります。冷凍弁当では、雑穀ご飯や麦ごはんを使うものが多いです。
冷凍/冷蔵/常温の特徴と選択するコツ
冷凍 | 冷蔵 | 常温 | |
賞味/消費期限 | 数か月以上 | 約1日 | 数時間 |
ご飯 | 一部ご飯付き | ご飯付きあり | あり/大盛 |
配達 | クール便 | 自社配送 | 自社配送 |
送料 | かかる | 無料 | 無料 |
時間帯指定 | 可 | 不可 | 一部可能※ |
置き配 | 不可※ | 可 | メーカーによる |
僕が食べたメーカー | 食宅便/nosh-ナッシュ/まごころケア食/ワタミの宅食ダイレクト/ニチレイフーズ/ベルーナ宅菜便など | ワタミの宅食/コープの宅配弁当(夕食宅配)/セブンミール/ベネッセのおうちごはんなど | 宅配クック123/まごころ弁当など |
※大まかに昼食用/夕飯用と選べる場合が多い。※ヨシケイなどごく一部の冷凍弁当のみ置き配可。
冷凍
冷凍弁当のメリット
- レンジで温めて、いつでもすぐに食べられる。
- 賞味期限/消費期限を気にしなくていい。
- お弁当の種類(値段/品数/目的別)が豊富。
- 制限/調整食(カロリー/塩分/糖質/たんぱく質など)が豊富。
- 日付/時間帯指定で受取れる。
冷凍弁当のデメリット
- 冷凍庫が占拠される。
- 送料がかかる(一部無料あり)。
- ご飯付きのラインナップが少ない。
冷蔵
冷蔵弁当のメリット
- 送料(配達料)無料が多い。
- 置き配可能(保冷/鍵付き)が多い。
- ご飯付きラインナップが選べる。
- サイドメニューを注文できることが多い。
冷蔵弁当のデメリット
- 受け取り時間を指定できない。
- 受け取った日(もしくは次の日)に食べる必要がある。
- 容器の返却が必要な場合がある。
常温
常温弁当のメリット
- 高齢者向けに特化したお弁当屋さんが多い。
- 刻みおかず、やわらかご飯に対応してくれる。
- 送料(配達料)無料が多い。
- 昼食用、夕食用が注文できる。
- 前日までに注文すれば次の日に配達される。
デメリット
- 消費期限が数時間のみ。なるべく早く食べる必要がある。
- FCチェーン店が多く、店舗によって対応やメニュー、値段が違うことがある。
- デリバリーフード扱いなので、栄養成分や添加物、アレルギー表示なし※。
※アレルギーは、個別に対応してくれる場合が多いようです。
配送(受け取り)方法で選ぶコツ
冷凍 | 冷蔵 | 常温 | |
時間帯指定 | 〇 | × | △ |
置き配 | × | 〇 | △ |
冷凍弁当はクール便で配送され(ヨシケイなどごく一部例外あり)、受け取り日と時間帯を指定できます。ヤマト運輸か佐川急便が多いです。
冷蔵(コープやワタミ)は受け取り時間を指定できませんが、置き配で受取れるものが多いです。置き配には専用の保冷&鍵付きボックスなどが使われます。配達日の22:00まで保冷保証が一般的。
常温のお弁当は置き配に対応しているメーカーもありますが、長時間は放置できません。もともと消費期限は数時間程度。
冷凍 | 冷蔵 | 常温 | |
昼食 | 〇 | △ | 〇 |
夕食 | 〇 | 〇 | 〇 |
冷蔵(コープやワタミ)は新聞や牛乳の配達のように地域を一周する自社配送なので、お住まいの地区によって配達時間が違います。仕組み上、いつも同じくらいの時間に到着します。お昼までに配達される地区では昼食にすることが可能。
常温弁当も冷蔵弁当とほぼ同じシステムですが、昼食用、夕食用の2回に配達が分かれているのが特徴。
置き配のポイント
置き配は専用の鍵付き保冷ボックスを使うのが一般的です。
置き配のメリットは、配達員に会わないことや、留守でも受け取れることです。(ワンちゃんのいるお家では、呼び鈴でワンちゃんが吠えないのもいいですね。)
どのメーカーも、留守でなくても置き配してくれます。
デメリットは取り忘れてしまうことや、いたづらされる可能性があることなど。
ただ、鍵付きだったり、開けたら分かるように封印されていたりするので、いたづらされる可能性は低いですし、いたづらされた場合には必ず気づけるようになっています。
目的別の宅配弁当を選ぶコツ
高齢者向け
ご高齢の方が利用するお弁当は、その方の好み(味や食感、量など)を合わせることが一番重要です。
僕の両親(父他界)の感想や、このブログの読者様からいただく質問から、高齢の方のほうが好みの主張が強いと感じます。
その年齢層に合う理想的な栄養バランスのものを選ぶことより、まずは食べ切って満足できることが重要に感じました。
ご高齢になればなるほど、この傾向が強くなります。
味の濃い/うすい、おかずの硬さ/やわらかさ、量が多い/少ない、辛味/酸味/うま味/甘味など味の方向性など、本人の希望をなるべく細かく聞き、それに合わせて選ぶのが理想です。
値段や量、栄養バランスを考えてお弁当を選んだ結果、その方の口に合わないということもあります。
なので、いくつかのメーカーのお弁当を実際に食べてもらって、ご自身に決めてもらうのが良いと思います。
また、いわゆる宅食や宅配冷凍弁当は「高齢者向け」となっていなくても、高齢の方でも食べられるように作られているものが多いです。
魚の骨が完全に取り除かれていたり、野菜の繊維がやわらかくなっていたり、細かく刻まれていたりするものがほとんど。
(ただし、「ダイエット向け」や「筋トレ向け」、「低糖質」に作られているお弁当には、高齢者に向かないものもあります。)
一人暮らし向け
一人暮らし向けの選び方
- 確実に受け取れる宅配弁当(受け取り時間帯指定や置き配)。
- どの程度ヘルシーか。食べやすい味つけの濃さ。
- 量は多いか少ないか。ご飯は自分で炊くか。
- ダイエット向けかどうか。
一人暮らしの方は、自分の生活ペースで受け取りができるお弁当かどうかを確認すべきです。冷凍で配達され、冷凍庫にストックするものは、受け取り日と時間帯が指定できます。そうでないものは、鍵付き保冷ボックスで「置き配」ができるものが多いです。
また、一人暮らしで外食やテイクアウトにの味に慣れている人は、ヘルシーな宅食や冷凍弁当は味付けがうす過ぎて味気なく感じてしまう場合があるかも。ヘルシーなお弁当の中でも、うす味のものから濃いめのものまであるので、うすい/濃いに注目して選ぶのも良いです。
その他、たっぷり食べたいのか、ダイエットも兼ねたお弁当にするのか、ご飯付きのものにするのか、自分で炊くのか、などが選ぶ基準になります。
産後向け
産後向けの選び方
- 妊娠中や産後に宅配弁当を利用する人は多い。
- 口コミではヨシケイとコープが人気。
- 「女性向け」や「妊娠中、産後向け」特化のお弁当もある。
SNSの口コミでは、普段は利用していない人でも、妊娠中や産後だけ宅配弁当を利用する人が多く見られます。買い物、調理、後片付けが省ける宅配弁当の利用は、産後の静養にぴったりですよね。
中でも、ヨシケイやコープの宅配弁当の人気がありました。
どちらも、良心的なお弁当の内容ですし、ミールキットも注文できるところが人気の秘訣なようです。
また、最近「女性向け」や「妊娠中、産後向け」の方に特化したお弁当も発売されています。
ダイエット向け
ダイエット向けの選び方
- 総カロリーはお弁当(おかずセット)より主食で決まる。
- たんぱく質と食物繊維の量に注目すべき。
- 低糖質宅配弁当が多い。
- 元々、宅配弁当はダイエットに向いている。
- 安い宅配弁当でもOK。
ヘルシーな宅食や冷凍弁当は、ご飯なしの「おかずセット」が一般的です。なので、主食をどうするかが、宅配弁当でダイエットする時のポイントになります。
また、宅食や冷凍弁当は元々ヘルシーに作られているものがほとんど。なので、基本的にどれもダイエットに向いています。その上、「低糖質」に作られているお弁当も多いんです。
ダイエット向けで料金がお高いものも多いんですが、僕は安い宅配弁当でも十分にダイエットできると考えています。
宅配弁当のメリット・デメリットを知る
メリット
宅配弁当のメリット
- 自炊と比べて、食材を買う手間&調理する手間&片づける手間を節約。
- 外食と比べて、食べに行く手間&提供されるまで待つ手間を節約。
- カロリーや栄養成分が正確に分かる。
- 食べ切りなので食べ過ぎない。おかわり&大盛りはなし。
- 特定成分(塩分、糖質など)の制限&調整が簡単。
- 一人分の食費でも割高にならない。
- 高齢者でも食べやすいものがある。
- 火を使わずに調理できる。
デメリット
デメリット
- 受け取りが必要。
- 食べる量の微調整ができない。
- 嫌いなおかずが出る時がある。
- 容器でゴミが増える。
- 2~3人分以上なら自炊に比べて割高。
その他の意外な結果
- メニューを考える必要がない。
- これまで食べたことのない料理が食べられる。
- 食品のエネルギーや栄養成分量に詳しくなる。
- 摂取品目が多くなる(人/お弁当による)。
宅配弁当の種類/分類
宅配弁当の分類では、毎日食べるお弁当なのか、たまに食べるお弁当なのかに注文すると分かりやすいです。
毎日食べるものは、「宅食」や「夕食宅配」などと呼ばれて、低価格でヘルシーに(言いかえれば質素に)作られています。
それ以外のものは、目的や用途に合わせた内容と呼び方になっています。
宅食
ヘルシーな宅配弁当を総称して「宅食」と呼ばれる用語。ご飯付き/おかずのみ、冷凍/冷蔵/常温などの区別なく「宅食」が使われている。「宅配食事」の略、もしくは「ワタミの宅食」から生まれた言葉。実は「宅食」はワタミ株式会社の登録商標。
宅配弁当の中で特に、管理栄養士がメニューを作成し、カロリーや栄養成分が調整されたものを指す場合が多い。なので「仕出し弁当」や「ロケベン」「デリバリーフード」などは「宅食」に含まれない。
食事宅配
「食事宅配」は、ほぼ「宅食」と同じ意味で広範囲に使われる用語。ご飯付き/おかずのみ、冷凍/冷蔵/常温の区別なく「食事宅配」が使われている。
(一部で宅配弁当には当たらない「ミールキット(料理キット)」なども「食事宅配」と呼ばれているが、僕(@kosetan2018)としては「ミールキット」は「食事宅配」には当たらないと思っています。)
宅配冷凍弁当
冷凍の宅配弁当は、近年は提供するメーカーが増えて、スタンダードになってきている。
クール便で発送/受取をして、自宅の冷凍庫に保管する。
安いものや栄養バランスが強化されたもの、ダイエット向けのもの、高齢者向けのものと、宅配弁当の中で一番バラエティーに富んだカテゴリー。
また、実はスーパーやコープでも冷凍弁当が売っているが、宅配されるものと違い、安くて品数の少ない簡易的なものがほとんど。
宅配の冷凍弁当を買ったことがなく、気になっている人は、まずはスーパーやコープの冷凍弁当を店舗で購入してみて、もし気に入ったら宅配の冷凍弁当を注文してみるという流れもおすすめ。
夕食宅配
コープやワタミのような冷蔵で毎日配達されるお弁当は「夕食宅配」と呼ばれます。おそらく、これはコープの造語で、ワタミや他社が追随した呼び方です。
- コープが提供する宅配弁当は、ご飯付きのものとおかずのみのものがあり、おかずのみのものを「宅配『弁当』」と呼ぶと、ご飯付きと勘違いされる可能性がある。
- コープは地域を一周する自社配送タイプ(送料無料にするため)なので、午前中から配達を始めたとしても、地域によってはお昼までに配達が終わらない。
1と2の両方を上手く解決する「夕食宅配」という名称を考えて、「宅配弁当」という呼び方の代わりに使ったものだと思われます。
夕食宅配は1週間単位の注文で平日は毎日宅配されましたが、現在は週2~3日から注文できるコープも増えてきています。
仕出し弁当
「仕出し」とは出前の意味。なので、「仕出し弁当」は料理店が出前として配達するお弁当という意味です。
懐石料理などの高級な和食店の「仕出し弁当」が法事などに利用されることが多いことから、転じて「高級な宅配弁当」という意味で使われることが多いようです。(「仕出し=出前」⇒容器が回収される、ことから、その逆に「宅配弁当」という言葉には「容器を回収しない=使い捨て容器」という定義があるという説明を見かけますが、やや拡大解釈しすぎのようにも思えます。)
「仕出し弁当」の特徴は次の通り。
- 値段がお高め。高級な内容。美味しい。
- 宅配エリアは周辺地域。
- 最低注文個数がある場合が多い。
- 宅食のような栄養バランス調整はされていない※。
※中には栄養バランスの取れたものもあるかと思いますが、一般的に「仕出し弁当」は味優先で管理栄養士がメニューを作成している「宅食」とは違うタイプのお弁当です。管理栄養士がメニューを作成した懐石料理はあまりないと思われます。特に塩分はしっかり使われるはず。
ロケ弁
「ロケ弁」の定義は、字面そのまま「ロケ」をするときにスタッフや出演者に配られるお弁当のことです。
広い意味では、「ロケ弁」は「仕出し(出前)弁当」に当たります。ですが、実際の使われ方としては「仕出し弁当」が高級な和食のお弁当なのに対して、「ロケ弁」は和食に限定されませんし、比較的安いものもそう呼ばれます。
宅配エリアが限定的であったり、最低注文個数があること、「宅食」のような栄養バランスの調整があまりされていないことは「仕出し弁当」の特徴と同じです。
お試しの注意点
「お試しセット」の一般的な特徴は次の通り。
お試しセット
- 通常購入より少数で買えるものが多い。
- 割引や送料無料などが多い。
- 1配送(又は1食)だけ試せる。
大まかに言えば、冷凍宅配弁当に「お試しセット」が多いです。冷蔵の宅食には「お試しセット」は少ないです。常温の(高齢者向け)宅配弁当には「1回無料」が多いです。
お試しの注意点
- お試しセットは各社(一番?)良いメニューを出す⇒その味や量が最高値だと思っておくのが無難。
- 後から勧誘が来ることはほぼない※。会員登録でメールが来るくらい※。
- 冷蔵や常温のものは初回に受渡しの説明を受ける※。
- 冷凍宅配弁当ならお試しで冷凍庫への収まりを確認すべき※。
- (大きな声で言えませんが)繰り返し注文できる「お試しセット」もある。
※少なくとも僕は勧誘された経験はないです。※もちろん来ないように設定することも、途中から設定を変更することも可能。※お届け方法(呼び鈴or置き配)などの確認のため、初回は説明を受けるのが一般的。※例えば、お試しセットが4食だったとしても、実際に冷凍庫に入れてみれば7食~10食の入り具合も想像しやすいです。
定期購入の注意点
宅配弁当の「定期購入」・一般的な特徴
定期購入の特徴
- 次の注文をしなくても自動的に配達される。
- 通常の購入に比べると特典(割引、送料無料など)がある※。
※冷凍宅配弁当は特典があるのが一般的。それに対して冷凍や常温のものは定期購入のメリットが少ないorない場合が多い。
定期購入の注意点
- 冷凍宅配弁当は実質的に配達ペースが自由に設定できるメーカーが多い※。
- 定期の解約にしばりがあるメーカー、ないメーカーがある。
- (大きな声で言えませんが)定期の解約にしばりのないメーカーは特典分がまるまるお得。
※多くのメーカーは、「週に1回」「2週に1回」「月に1回」などから配達ペースが選べます。お届け曜日や日付も指定可能。さらに「スキップ(1回休み)」や「停止(再開するまで休み)」なども自由にできるメーカーが多いです。
ご飯付きorおかずセットを選ぶ
※当ブログ本編では、ここで説明する「おかずのみのセット」も含めて、「冷凍弁当」や「宅配弁当」、「宅食」と表記しています。
おかずセット
おかずセットの特徴
- ご飯なしの「おかずセット」が一般的。
- ご飯一杯のカロリーを足して500kcalくらいのものが多い。
- カロリー(量/満腹感)の多い/少ないは付け足すご飯の量次第。
- 大まかにおかず品数に比例して値段が上がる。
ヘルシーな宅配冷凍弁当/宅食は、ご飯なしのおかずのみのセットが一般的です。
毎日利用する人が多いサービスなので、ご飯を自分で炊くと経済的なことや、ご飯を少なめにしたり(逆に大盛りにしたり)、ヘルシーな主食に置き換えたりする人がいるためでしょうか。
おかずセットは、ご飯一杯分のカロリー(240kcal前後)を足して、500kcal程度になるように作られているものが多いです。
総カロリーは付け足すご飯の量次第で大きく変わります。量が少なめの、例えばおかず3品で150kcalくらいのおかずセットでも、ご飯と汁ものを足せば、十分に満足できる量になります。
それに対して、「おかずセット」のカロリーはメーカー間でそこまで大きくは変わりません。(稀におかずのみで高カロリーのものもあり。)
また、各メーカーともおかずの品数が多くなるほど、1食あたりの値段が高くなる傾向があります。
ご飯付き
ご飯付きの特徴
- 冷凍はご飯付きのものが少ない。
- ご飯の量は固定が多い。
- 雑穀ご飯や炊き込みご飯・混ぜご飯などもあり。
- 常温のものはあり/なし/大盛りを選べる場合も。
- 宅配弁当のご飯は時間が経つと硬くなりやすい。
ご飯を自分で炊くと経済的なことや、量が調整できないことなどから、ヘルシーな宅食/冷凍弁当ではご飯付きよりも、おかずのみのセットの方が人気があります。
冷蔵や常温のお弁当のご飯は、時間が経つと硬くなってしまうことが多いです。
自分に合ったご飯(量/白飯/炊き込みご飯/雑穀ご飯)が付いている場合のみ、ご飯付き弁当にするのがおすすめです。
市販のパックご飯にも美味しいものが多いですからね。
一般的な宅配弁当はこんな感じ
一般的な値段
一般的な値段
- 大まかに1食あたり500円~800円くらい。
- 宅配冷凍弁当は400円台の安いものから1000円以上の高級弁当まである※。
- 冷蔵で毎日配達の宅食(コープ、ワタミなど)は550円~750円くらい。
- 常温の高齢者向け宅配弁当(宅配クック、まごころ弁当など)はメーカーやお弁当の種類によって大きく違う。400円~800円くらい。
- おかずの品数が多くなれば値段も高くなるのが一般的。
※ただし、宅配冷凍弁当はクール便送料込みで1食の値段を計算するべき。
一般的な送料
一般的な送料
- 宅配冷凍弁当はクール便送料700円~1000円程度※。
- 送料無料(又は条件クリアで無料)の宅配冷凍弁当もある。
- 冷蔵の宅食(コープやワタミ)は送料無料。
- 常温の高齢者向け宅配弁当は送料無料。
1配送で7食~10食くらい一気に配送。
一般的な受け取り方
一般的な受け取り方法 | 一般的な特徴 | |
宅配冷凍弁当 | クール便 | 日付・時間帯指定可能 |
冷蔵弁当/宅食(コープ、ワタミなど) | 手渡しor置き配 | 時間帯は指定不可。届く時間帯は固定。鍵付き保冷ボックスで置き配が一般的。 |
常温弁当(まごころ弁当、宅配クックなど) | 手渡し(置き配※) | 時間帯は指定不可。昼食用/夕食用あり。届く時間帯は固定。 |
※常温弁当の置き配は簡易的なものが多いです。
一般的な消費期限/賞味期限
冷凍弁当 | 製造から1年(稀に製造から半年) |
冷蔵弁当 | 配達日の22:00まで(または次の日の15:00まで) |
常温弁当 | 配達から2~3時間 |
冷凍弁当の賞味期限(「賞味」)は製造から1年のメーカーが多いです。実際は注文待ちから配送までの期間があるので、10ヶ月前後のものがよく送られてきます。稀に、製造から半年程度が期限のメーカーもあり。
冷蔵の宅食(コープやワタミ)は、配達された日の22:00まで、または次の日の15:00までが消費期限(「消費」)のものが多いです。冷蔵庫で保管していることが条件。(個人的には、ちゃんと冷蔵庫に入っていた場合は多少期限が切れても食べます。)
常温の高齢者向け宅配弁当は、配達されてから2~3時間が消費期限(「消費」)です。到着してすぐ食べた方が無難ですが、2~3時間後に食べるなら冷蔵庫で保管することをメーカー側が推奨しています。
一般的な注文から到着までの日数
注文してから届くまでの日数はお弁当の種類によって大きく違います。
宅配冷凍弁当 | メーカーにより様々。即日発送されて1~2日で到着するものから、1週間くらいかかるものまで。5日前後のメーカーが多い。 |
冷蔵弁当/宅食(コープ/ワタミなど) | 週単位の注文。前週の火曜~水曜までに注文すると、次の週に配達してもらえる。新規の場合は前々週に申し込みが必要なメーカーもある。 |
常温弁当(まごころ弁当/宅配クックなど) | 夕方までに注文することで、次の日に配達してもらえる。 |
一般的にメニューは選べるの?
一般的に宅配弁当(ヘルシーな宅食/冷凍弁当)はメニューを選べません。おかずが数品の合計で、管理栄養士が全体の栄養成分バランスを考えてメニューを作るからです。
ただ、稀にメニューが選べる(=好きなメニューだけ注文できる)コースがあるメーカーや、選んだメニューだけが送られてくるメーカーもあります。
また、メーカーによって味付けの方向性が結構違います。
苦手なおかずが出るか心配だけどヘルシーな宅食や冷凍弁当が食べたい場合は、好みの味付けのメーカーの中で、好きなメニューが選べるコースを選択するのがベストです。
毎日注文するのが一般的なの?
仕出し弁当やデリバリーフードに比べて、ヘルシーな宅食や宅配冷凍弁当は毎日注文する人を前提としたコースやメニューになっているものが多いです。ですが、最近は自由なペースで注文できるようになっているメーカーがほとんど。
冷凍弁当 | 単発(その都度)買いをすれば、冷凍庫にストックして好きな時だけ食べられる。定期購入(割引)でも「2週に1回」や「月に1回」などの配送が選択できる。「スキップ(1回休み)や「休止(再開するまで休み)」を使えば、完全に自由なペースで購入可能。 |
冷蔵弁当/宅食 | 週の単位で注文が必要だが、「週に2回」「週に3回」などが選べるメーカー(コープ)が増えている。ただし1食だけ注文することは不可能。 |
常温弁当(高齢者向け) | フランチャイズ方式なので、メーカーや店舗によって多少違うが、1食分から毎日まで好きなように注文ができる。 |
僕自身、色々なメーカーの宅配弁当を注文していて、週に1回~2週に1回ペースでローテーションで食べています。(冷凍弁当は専用冷凍庫があります。)
宅配弁当で知っておくと良いこと
宅配弁当の消費税は8%
宅配弁当/冷凍弁当/宅食は全て消費税8%の食料品扱いです。10%の外食扱いのお弁当はないです。
ただし、送料には10%の消費税がかかります。多くのメーカーは消費税を含んだ(内税表示)送料が記載されていますが、そうでない場合もあるのでご注意下さい。
宅配弁当の添加物
宅配弁当/冷凍弁当/宅食には食品添加物が使われています。原材料表示の「/」以降の表示が添加物です。
食品添加物は指定された(安全が確認されている)種類のみ、基準量が使われるので安全です。参考:「食品添加物のよくある質問(厚生労働省)」
宅配弁当/冷凍弁当/宅食事業を長年続けてきているメーカーは信頼でき、指定された基準量をないがしろにしているとは考えにくいと思います。
僕の個人的な意見としては、食事を取る上で健康に与える影響は
PFCバランス(たんぱく質/脂質/炭水化物のバランス)>ビタミン/ミネラル/食物繊維>添加物の有無
の順だと考えています。PFCバランスを整え、ビタミン/ミネラル/食物繊維をしっかり取った食事をした上で、余裕があれば食品添加物まで気を配ることができればベターです。ですが、そこまでできる人は少ないのが現状ではないでしょうか。
また、添加物の量が気になる場合は「冷凍食品は保存料が使われていない」ので、冷凍弁当を考えてみてはいかがでしょうか。
冷凍弁当は添加物が多い?
冷凍のお弁当が特に添加物が多いということはないです。
むしろ、冷凍食品は冷凍することで細菌の繁殖や腐敗を防ぐので、保存料としての食品添加物は使用されません。(参考:農林水産省「冷凍(れいとう)食品に使われている食品添加物(てんかぶつ)についておしえてください。」 参考:日本冷凍食品協会「冷凍食品は保存料を使っているのですか?」)
ただし、おかずの風味や外観をよくするための食品添加物は使われています。
冷凍弁当は保存と温め方で味が変わる?
僕の経験上では、冷凍弁当は保存方法と保存期間、温め方次第で味が結構変わります。
冷凍弁当の賞味期限は1年近くあるものが多いのですが、冷凍庫で長く保存するほど少しずつ味が落ちていきます。お弁当に霜が付くほど、おかずが水っぽくなり不味くなってしまいます。
電子レンジでの温め方を工夫することで、ある程度は調整できますが、なるべく早く食べるのが理想です。
OEMで実は同じ商品?
冷凍弁当にはOEM商品が多いです。(OEMとはある商品を製造元とは違うメーカーのブランドで販売すること。)
簡単に言えば、あのお弁当も、このお弁当も、実は同じメーカーが製造していて、別のメーカーが売っているだけ、ということが多いんです。
製造元(OEM元)が同じお弁当は味や食感などがかなり似ています。中にはほぼ同じものも。。
これは、消費者側から見るとデメリットとメリットがあります。
せっかく違うメーカーのお弁当を注文したのに、中身はほぼ同じものだったら悲しいのがデメリット。OEM元の大手「トオカツフーズ」や「フードテック」「シルバーライフ」などが作っている冷凍弁当は、どのメーカーから販売されていても、まずいということはなく平均以上の味になることがメリットです。
冷凍弁当メーカーのホームページでOEM商品だと明記されることは少ない(ない?)ようです。
OEM元メーカーは、実際のお弁当に「製造者」や「製造所」として書かれています。
当ブログで僕が食べてレビューしたお弁当は「製造者」や「製造所」が書かれている部分の画像もアップしているので、もしOEM元が気になるお弁当がありましたらチェックしてみて下さい。
アレルギーの表示について
冷凍弁当 | 詳細に表示されている。メーカーによってはおかずごとに分けて表示されている。 |
冷蔵弁当 | 表示されている。 |
常温弁当 | 表示されていない。 |
アレルギー成分の表示はお弁当の種類によって変わります。
冷凍/冷蔵のお弁当はほぼ必ずアレルギー表示はあります。冷凍のお弁当はおかずのパーティションがしっかりしていることから、おかずごとのアレルギー表示をしていメーカーも一部あります。(原材料表示の部分。)
常温のお弁当は店舗で作ったものを届ける「デリバリー」の扱いになり、アレルギーの成分を始め、原材料や栄養成分、添加物などの表示義務がないです。なので書いてないです。(表示義務がなくても表示してくれてもいいような。。。)
ただし、メーカーや店舗によっては、口頭で伝えると特定のアレルギー成分を含むおかずを別のおかずに変更してくれるサービスをしています。相談してみると良いかもしれません。
冷凍庫に入り切らない?
正直に言うと「冷凍弁当が冷凍庫に入り切らない問題」は良い解決策があまりないのが現状です。
以下に考えられる対策をまとめます。
冷凍庫に入り切らない時
- まず送られてくるお弁当の大きさと個数をよく確認する※1。
- 1回の配達個数が少ないメーカーを選ぶ。
- 1食分のパッケージが小さいメーカーを選ぶ。
- 専用の冷凍庫を購入する※2。
※1 宅配冷凍弁当のメーカーのホームページには必ずパッケージの大きさが書いてあります。※2 Amazonで1.5万~3万円くらい。定期購入で冷凍庫をレンタルしてくれるメーカーもあります。
自炊したおかずを小分けにして冷凍したり、冷凍食品が安売りしている時に買いだめできるので、個人的には専用冷凍庫を買うことは意外に経済的だと考えています。
まとめ
宅配弁当のご質問&ご相談をお受けします
こせたん 宅配弁当のご質問&ご相談をお受けします! 当ブログに登場する宅配弁当・冷凍弁当についてのご質問とご相談をお受けします。 ご質問&ご相談は、メール、LINE、Twitter、Instagram ...
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【比較31社】宅配弁当の人気ランキング-1300食からおすすめをこせたんが厳選
僕が当ブログで実際に食べた宅配弁当から、「味」「値段」「栄養バランス」「量」「冷凍か冷蔵か」などを基準にして、ランキングを作ってみました。いろいろな宅配弁当たちがランクインしました。お、思い出深い宅配弁当ランキングです。
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