どうも!
宅配弁当マニアのこせたんです。
宅配弁当や食事宅配などを「まずい」と思った悲しい経験はありますか?
せっかく高いお金を出して注文したのに、食べてみたらまずかった・・・とか。
また、今から注文を考えている宅配弁当が「まずい」かどうか、気になっていますか?
僕は宅配弁当や冷凍弁当を食べまくってます。このブログの記事だけで600食以上食べちゃいました。
そんな僕が、このページでは「まずい」と感じる宅配弁当や冷凍弁当の特徴や傾向をまとめます。
注文しようか迷っていたり、継続注文を止めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみて下さい!
食材が良くない?調理法が悪い?
あなたが食べ物を「まずい!」「美味しくない!」と感じる理由はなんでしょう?
まずい・美味しくない理由
- 素材が悪い
- 調理の仕方が悪い
- 新鮮さが失われている
こんな感じではないでしょうか?
そして、「まずい宅配弁当」と言われて想像するのも、これらが当てはまる宅配弁当だと思うはずです。
実は、「まずい宅配弁当、宅食、食事宅配」などは、上のものがほとんど当てはまりません。
「美味しくないなぁ・・」と感じる宅配弁当や宅食、食事宅配などでも、よくよく味わってみると・・・
素材自体美味しくないということは、あんまりないです。
1日に何万食と作られるメニューの調理法が適切でないとも思えません。
毎日作られてすぐ冷蔵で運ばれる宅配弁当はもとより、調理後に急速冷凍される冷凍弁当も十分に鮮度が保たれています。
実は、宅配弁当や宅食、宅配される食事が「まずい」と感じる理由は、食材や調理法、鮮度とは関係ないです。
僕が受験した「食生活アドバイザー2級」のテキストには「おいしさの要因」として9つの要因があげられていて、さらに5つの「味の相乗効果」が説明されています。
このことを元に説明できる「宅配弁当」が「まずい」と感じられる原因は、主に次の章で説明する3つです。
なぜ「まずい」と感じるかが分かれば、その法則に従って「まずくない」宅配弁当を選ぶことは簡単です。
また、「まずい」と感じてしまった宅配弁当に工夫を加えて「まずくない」と感じるようにすることもできます。
ぜひ、参考にしてみて下さい!
宅配弁当が「まずい」と感じる3つのパターン
宅配弁当がまずいと感じる3つの理由は以下の通りです。
宅配弁当を「まずい」と感じる本当の理由
1・塩分が制限されているから
2・自分の好きなメニューが食べられないから
3・多くの人が食べられるな調理法と味付けになっているから
僕が実際にいろいろなメーカーの宅配弁当を食べた経験と、食生活アドバイザーのテキストを元に、一つひとつ説明していきます。
塩分が制限されているから
宅配弁当は減塩になっている
ほとんどの健康的な宅配弁当や宅食、食事宅配などは、1食あたり塩分(食塩相当量)が2g~3g以下に作られています。
一般的に「減塩」=「健康的」だとされているからです。
(減塩の効果や是非については、ここでは触れません。)
そして、コープの宅配弁当やワタミの宅食、食卓便などの健康な宅配弁当が「まずい」と感じてしまう一番大きな理由は、塩分が制限されていることです。
食事は塩分濃度が濃いほど美味しく感じるわけではないです。
ですが、一定以下の塩分濃度では、本来美味しい食事でも、味気なく=まずく感じてしまうことはあります。
味覚の「順応効果」でまずいと感じる
しかし、塩分が薄いから「味気なく」感じてしまうのは、他の食事との比較で決まります。
そのもの本来の持つ美味しさとは、直接的に関係のないことです。
塩分を好きなだけ使った濃い味付けの外食などを食べた後に、健康的な宅配弁当を食べると、とても味気なく感じてしまうことがあります。
このことは、食生活アドバイザーのテキストにも「味の相互作用」の「順応効果」として説明されています。
塩辛いものを食べれば食べるほど、塩辛さに慣れて、塩辛さへの感度が鈍くなってしまう現象が起きるからです。
月曜日には宅配弁当をまずいと感じる
僕は1週間単位でコープの宅配弁当やワタミの宅食を注文した時に、毎週月曜日や火曜日は、お弁当をあまり美味しく感じないことがあります。
ですが、週の終盤の木曜日~金曜日になってくると、だんだんお弁当が美味しく感じられるよになってくることが多いです。
土日は外食することが多く、月曜日は「塩辛さに慣れた状態」でスタートするからです。
【対策】注目すべきは自分の味覚
自分が塩辛い食べ物に慣れてしまったせいで宅配弁当を美味しく感じないのか、そもそも、その宅配弁当がまずいのかは、しっかりと見極めるべきです。
ほんの少しだけ塩をふりかけてみて、「美味しくなった!」を感じれば、そのまずさは自分の塩分への慣れのせいです。
塩をかけても「ただ塩辛くなっただけ」と感じるならば、その宅配弁当自体がまずいということになります。
もし、自分の塩辛さへの慣れが原因だと判断できたならば・・・
ほんの少し、調味料を足して、宅配弁当を食べる選択肢もあります。
また、少しだけ我慢して「味気ない」と感じられる宅配弁当を食べ続けるのも、健康のためには良いかと思います。
僕のように、2日~3日食べ続けると、薄味に少しずつなれて美味しく感じるようになるかもしれません。
「この宅配弁当が薄く感じるのは、直近の自分の舌が外食や市販の食べ物に慣れてしまったせいだ!」というように、お弁当をバロメーターに使うのも面白いかと思います。
味の濃い外食はすぐ飽きる
脂っこく味の濃い外食は、繰り返し食べるとすぐに飽きがきてしまいます。
宅配弁当は、その逆です。
健康的な宅配弁当や宅食、食事宅配などは食べれば食べるほど、少しずつ美味しく感じられるようになっていきます。
自分の味覚が健全に(健康的に)なっていくわけです。
宅配弁当を「まずい」と感じた時には、ぜひこのことを思い出して、その「まずい」という感じが、本当にまずいものなのか、それとも自分の味覚が不健全になっている結果なのかを考えましょう!
メニューが選べない
一般的にメニューは選べない
コープの宅配弁当やワタミの宅食、食卓便などの宅配弁当や宅食、食事宅配は、一般的にメニューが選べません。(稀にメニューを選べるものもアリ。)
ほとんどのメーカーが日替わりでおまかせメニューになります。
栄養士が栄養成分のバランスを考えてメニューを作成するからです。
そもそも、健康的な宅配弁当は、おかずが最低でも3品、一般的に4品~5品くらいなので、おまかせでなく一々メニューを指定していたら大変なことになります。
自分が選んだメニューは美味しく感じる。その逆も
外食は、自分が食べたいメニューを注文できます。
食べたいものがない店には、(付き合い以外では)行く人はいないでしょう。
なので、外食は常に自分が食べたいメニューを食べていることになります。
このとこは、外食が美味しく感じる理由になっているとは思いませんか?
そして、その逆を考えると・・・
宅配弁当のメニューがおまかせで、自分では選べないことは、宅配弁当を美味しくない=「まずい」と感じる理由になります。
まあ、「まずい」と感じるというよりは、もう少し控えめに「あまり美味しく感じない」というくらいですが。
母はおかずの品数が多いことに文句を言う
僕が注文した宅配弁当を高齢の母が食べることもあるのですが・・
母は「おかずの品数が多くて、気に入ったおかずの量が少ないからヤダ」と文句を言うことが多いです。
僕にはちょっと理解に苦しむクレームですが、よくよく考えれば「メニューが選べない」ことに対する文句に近いことだと気付きました。
自分が食べる気になった食べ物は、ある程度以上食べないと歯がゆく感じる性格なのでしょう。
要するに、自分が食べたいものを美味しく感じて、それ以外のものは、あまり美味しく感じないんわけですね。
このことは、一般的なメニューがおまかせの日替わり宅配弁当を「まずい」と思ってしまう理由につながります。
【対策】メニューが指定できる宅配弁当もありますよ!
コープの宅配弁当は月曜日~金曜日に自動的に配達されるのが一般的です。(週に3日以上なら自由に曜日を選んでいい、というシステムもあります。)
ご飯のありなしなどで、2~3種類の宅配弁当のラインナップが用意されるコープが多いです。
これらは、いわゆる日替わり弁当です。なので、弁当の中の細かいメニューはおまかせになります。
この「日替わり弁当」というシステムが、コープの宅配弁当をまずいと錯覚してしまう理由の一つになります。
外食にも日替わり定食のようなものがある店もありますが、あまり多くはないです。
ましてや、日替わり定食だけの店など皆無です。
メニューをおまかせしてしまうと、その人の嫌いな食べ物がメニューに入ってしまう可能性があります。
このことが、日替わり定食のデメリットの一つです。
なので、コープの宅配弁当をまずいと錯覚してしまう理由も、「嫌いなメニューが入る可能性」になるかもしれませんが、僕はこれは大した問題ではないと思っています。
もともと、コープの宅配弁当は一週間より前に頼んでおくシステムです。そして、頼む時点でメニューは公開されています。
好き嫌いが多い人や、どうしても自分が嫌いなものをメニューに入れたくない人は、注文する時点でメニューを確認して、嫌いなものがメニューに入った日だけ、注文を中止したり、他の種類の弁当に替えることができます。
(追記・訂正・事前に嫌いなメニューが入ってしまう日の宅配弁当を別の種類に変えたり、注文する日を別の曜日に変えたりできるのは、コープデリ、パルシステム千葉、東都生協などのコープの宅配弁当に限ることでした。申し訳ありません。)
コープの宅配弁当=日替わり弁当は、メニューがおまかせです。なので、その日に食べたいものが食べられません。
僕はこのことが、外食などと比べるとコープの宅配弁当がまずいと錯覚してしまう理由の一つだと思っています。
このことは、逆に考えてみると分かりやすいです。
人は、その日に食べたいものを食べると、その食べ物の本来の味より、上乗せされた美味しさを感じてしまうものです。
この場合も、あなたが好きな外食のメニューを思い浮かべてみて下さい。
その外食のメニューは、あなたがそのメニューを食べたくなった日、食べたくなった時に、食べに行っていませんか?
もしそうならば、それはその食べ物の本来の味よりも、上乗せされた美味しさになっているはずです。
つまり、外食のメニューは本来の味よりも、食べたい時に食べるがゆえの美味しいと錯覚した上乗せの分が入っているのです。これもまた、正反対のものがコープの宅配弁当です。
コープの宅配弁当には、そういった本来の味に不当に上乗せされた美味しさはありません。
僕は「食べたい日、食べたい時に食べるとそれを美味しいと感じる」ことを否定するつもりはありません。
というか、僕はむしろそういった「食べたい時に食べる」ことが大好きです。僕はラーメンが好物で、食べたくなったらよく食べに行きます。
ただ、外食にはそういった本来の味を水増しした満足感があることは事実で、コープの宅配弁当にはそういった水増し分は一切ないことも事実です。
このことをふまえずに、コープの宅配弁当の味を他のものと比べてしまうのは、残念なことだと思います。
コープの宅配弁当は「美味しいと錯覚する仕掛け」が一切ないのです。
多くの人が食べられるよな味付けや調理法になっている
「塩分が調整されている」や「メニューが選べない」で僕が言いたかったことは、「そのせいでまずいと錯覚してしまうかもしれません」ということでした。
それは、錯覚しなければ、本来、美味しいものだということです。
ですが、この「多くの人が食べられるよな味付けや調理法になっている」に関しては、好みの問題です。
お年寄りにとっては、柔らかい調理法がありがたいはずですし、若者は、歯ごたえのあるものも食べたいことが多いかもしれません。
味についても、一定以上(塩分ではなく、唐辛子などの)辛い味付けは好みの別れるところです。
おそらく、これは単純にコストの問題だと言えます。
お金さえかければ、コープ(生協)でも何種類か味付けの違った弁当を作れるはずです。
「メニューが選べない」にしても、実はお金さえかければある程度は改善される問題です。
ですが、僕から見ると、現実的にそれは無理な注文だと思います。
コープの宅配弁当は値段とおかずの品数を照らし合わせると、非常に頑張っていると言えます。
自分の家でコープの宅配弁当と同じくらいのクオリティーで、同じだけの品数の料理を作ろうとした場合に、相当高くついてしまうことが予想できます。
コープの組合の大きさを生かした大量生産によって、この値段でこの品数の弁当を作れるはずです。
また、「健康的な食事を毎日宅配する」ことを求める人たちの年齢層は高くなるで、どうしてもお年寄りなどでも食べられるように調理することになるのでしょう。
これは仕方のないことだと思われます。
(ただ、必ずしもお年寄り用に作ってあるメニューが若者にとってマイナスになるとは限りません。例えば、コープの宅配弁当のメニューに入る魚料理の魚は、必ず全ての骨が取り除かれています。これは魚を食べ慣れない若者にとっても有り難いことです。また、柔らかく煮てある野菜や根菜も、もともとあまり野菜や根菜を取らない若者には食べやすいというメリットになるはずです。)
もし、これから宅配弁当の需要が高まり、市場で競争が生まれるならば、各コープの営業努力によってバラエティーのある宅配弁当が生まれるかもしれません。
「簡単」「健康的」「リーズナブル」の宅配弁当の中で、さらに色々な調理法や味付けが楽しめる時が来るかもしれません。
もしかすると、コープ以外のメーカーがそれを実現してくれるかもしれません。
そういった状況を僕はこのブログで探って行こうと思っています。