食宅便には「低糖質セレクト」というコースがあります。
1食あたり糖質10g以下なのが特徴。
はたして、本当に「低糖質セレクト」はダイエット向けの宅配弁当なのでしょうか?
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「低糖質セレクト」はどんなコース?
食宅便でダイエットをする人は、「低糖質セレクト」コースを選ぶことが多いと思います。
なので、まず「低糖質セレクト」がどんなコースなのかを簡単に説明します。
食宅便の中ではエネルギーや栄養成分の調整がゆるい「おまかせコース」と「低糖質セレクト」を比較すると、次のようになります。
おまかせコース | 低糖質セレクト | |
エネルギー | 170kcl~380kcal メニューによって様々※ | 210kcal~250kcal ほぼ一定※ |
糖質(g) | 平均的。メニューにより様々。 | とても低い(1食平均5.5g) |
たんぱく質(g) | 平均的。メニューにより様々。 | メニューによるが、平均すると高い |
味付けの傾向 | 甘いおかずもあり。あらゆる味付け。 | 甘さ控えめ。旨み重視。辛いおかずあり。 |
※どちらも上記以上の低カロリー&高カロリーのメニューがありますが、ごく一部です。
食宅便の中でも一般的な「おまかせコース」に比べて「低糖質セレクト」は、低カロリー、低糖質、高たんぱくになっていることが分かります。
ちょっ。
こせたん(アイコン)、ちょっと待って。
たしかに2つのコースを比べて「どっちがダイエットに向いているの?」と聞かれれば、それは「低糖質セレクト」だと答えます。
2回もひどいこと言わないで・・・
単純に2つを栄養成分で比べれば「低糖質セレクト」に軍配が上がります。
でも、ダイエットに使うシーンで見ると、少し話が変わってきます。
具体的に言うと・・・
「ご飯と一緒に食べるかどうか」で事情が変わってきます。
はっきり言うと「低糖質セレクト」は、それだけ食べて1食とすると、エネルギー210kcal~250kcalはダイエットと言えど低すぎます。
近年のダイエット理論では「エネルギーを制限するのではなく、食べる栄養素のバランスを変えるべき」というものが多いです。
「低糖質ダイエット」は、その典型です。
トータルのエネルギーを制限するのではなく、糖質を制限して(糖質以外の栄養素は制限せず)血糖値の上昇を抑えるのが低糖質ダイエットの意義のはずです。
ご飯を一切食べずに、食宅便の「低糖質セレクト」だけで1食としてしまうと、エネルギーの過度の制限になってしまう可能性があると言えます。
こういったことから、「食宅便でダイエットをする場合は『低糖質セレクト』が最適だ」とは一概には言えないのです。
僕はこのブログを2年くらい書き続けていますが、さらにその2年以上前からダイエットの目的で宅配弁当を食べ続けています。
僕は「宅配弁当ダイエット」で一定の成果を上げています。だからこそ、今でも宅配弁当を食べ続けています。
「宅配弁当ダイエット」を続けてきた僕が考える、「ダイエットに最適な宅配弁当」の条件を次の項目でまとめてみます。
ダイエットに最適な宅配弁当とは?
僕は、宅配弁当はダイエットに最適だと考えています。
その主な理由は・・
宅配弁当がダイエットに最適な理由
- どのメーカーも競って宅配弁当をヘルシーに作るから
- 宅配弁当は量が決まっているから
- 宅配弁当は食事にかかる時間を減らせるから
などです。
詳しくは「宅配弁当がダイエットに使える5つの理由」にまとめています。
宅配弁当は毎日食べることが前提なので、「ヘルシーに作らないと売れない⇒どの宅配弁当も基本的にヘルシー」です。
また、宅配弁当は1食分の量が決まっています。
外食や自炊だと、食べる量を食べる直前に調整できてしまいます。
それに対して、食べる直前に量が調整できない宅配弁当は、ダイエットに向いていると言えます。
さらに、宅配弁当は自炊や外食に比べて、食事のための時間が短縮されます。作る手間も食べに行く手間もないからです。
その分の時間を、運動などの別のダイエットのための時間に回せることも、宅配弁当がダイエットに向いている理由となります。
これらのことから、僕は基本的に宅配弁当ならばどんな宅配弁当でもダイエットに向いていると思っています。
これは食宅便でも同じです。
僕は食宅便ならばどのコースでも十分にダイエットに向いていると思っています。
食宅便の中でどのコースがダイエットに最適かどうかという問題は、大した問題だと思っていません。
うるせー。友達100人いるちゅーの!
100人で富士山の上で食宅便をぱっくんぱっくん食べるちゅーの。
お約束のツッコミはいいちゅーの。
と、取り乱してすみません。
こせたんはスルーして、話を食宅便のダイエットに戻します。
食宅便は、栄養成分の調整がゆるい「おまかせコース」であっても、ほとんどのメニューで炭水化物は20g~25g以下になっています。
たまに炭水化物が30g以上のメニューもありますが、稀ですし、逆に炭水化物が10g~15g程度のメニューも多いです。
また、「おまかせコース」のたんぱく質はムラがありますが、平均すると、一般的な食事に比べると高めになっています。
要するに、栄養素的には「おまかせコース」で十分にダイエットに向いていると言えるわけです。
なので、栄養成分の基準ではなく、別の基準でダイエットに使う食宅便のコースを決めてはいかがでしょうか?というのが僕の提案になります。
その基準は、次の項目で説明させてもらいます!
ダイエットにおすすめの食卓便のコースはこれ!
ダイエットに食宅便を使う場合の僕のおすすめは、味の好みが合うコースを選ぶことです。
食宅便のコース別の味の特徴は、こちらに詳しくまとめています。よろしければ、参考にしてみて下さい。
食宅便の美味しいメニューとまずいメニュー【コース別・味の特徴】
また、食宅便を長期間利用するつもりではない場合は、まず「おこのみセレクトコース」で食宅便の好きなメニューだけ味わってみることをおすすめします。
繰り返しになりますが、食宅便の常時用意されている300種類のメニューの中に、ダイエットに向いていないような栄養バランスになっているメニューは1つもないです。
食宅便はどのメニューでも、十分に低カロリーこうたんぱくに作られています。
それならば、好きなメニューや好きな味付けのコースを食べてダイエットになる方が楽に続けられます。
低糖質セレクトがダイエットに向いていないわけではないです。むしろかなり向いています。
ですが、先ほどの表にも書きましたが、低糖質セレクトは味付けの方向性がはっきりしています。
甘めの味付けは一切なく、旨味や辛さ、酸味の味付けが多いです。
こういう味付けが好みの人ならば、ダイエットに使う食宅便のコースは「低糖質セレクト」で万全です。
ですが、旨味、辛さ、酸味の味付けが苦手な方は、食宅便のコースにすることをおすすめします。
そして、メニューを全て自分で選びたい場合は、「おこのみセレクト」コースを強くおすすめします。
「おこのみセレクト」コースについては、こちらに詳細と注文してみた写真&感想をまとめています。ぜひ参考にしてみて下さい。
食宅便「おこのみセレクトコース」の写真と感想-4食から好きなメニューだけ注文!
食宅便のエネルギーが低いメニューに味気無さを感じる場合には、カロリーケア1600もおすすめです。
極端に低いエネルギーのメニューがなく、食宅便にしては全体的にエネルギーが高くなっているコースだからです。
まとめると、食宅便をダイエットで使う場合でも、自分の味や栄養成分の好みでコースを選ぶべき、ということになります。
食宅便をダイエットに使う場合のコツ
食宅便は、単体だと例えダイエットだとしても、少しエネルギーが低すぎます。
なので、食宅便に少しだけ健康的な食品を足して1食とする、ことがコツになります。
あまりおすすめしませんが、食宅便だけを食べてダイエットするならば、1日の内で1食だけにしておくとか、一時的なダイエットにしておくようにすべきです。近年のダイエット論では、過度な摂取エネルギーの制限は、ダイエットにとってマイナスにしかならないと考えます。基礎代謝を下げ、リバウンドを誘発するからです。
僕がおすすめする、食宅便に足す食品は
雑穀ご飯、味噌汁、納豆、果物、乳製品、ナッツ類、などです。
200kcal分~300kcal分くらい足して、食宅便と合計して400kcal~600kcalくらいにするべきです。
ここで、低糖質ダイエットをしている人ならば、足す食品も低糖質にすればいいわけです。
ですが、例えダイエットのために糖質制限をする場合でも、過度の糖質制限は、やはり近年のダイエット理論では否定されます。
食宅便に栄養バランスの良い食品を足して400kcal~600kcal程度にすれば、ダイエットに最適な栄養素&エネルギーになります。
それで十分ダイエットに最適な栄養バランスにもなります。
1から栄養バランスを考えてダイエットメニューを作ることは大変ですが、どのメニューも高たんぱく低カロリーに作られている食宅便にプラスして、自分が考えるダイエットに有効食品を少しだけ加えるくらいならば、簡単にダイエットのための食事になるかと思います。
「ダイエットに最適な宅配弁当とは?」で書きましたが、ダイエットを続ける上で、簡単にダイエットの食事を用意できることは、とても大切だと考えています。
続けることがダイエットでは最重要ですので、簡単さもダイエットが成功するかどうかのキーポイントになるわけです。
ダイエットに最適な冷凍弁当は多い!
ここまで説明したように、宅配弁当や冷凍弁当はそれ自体がダイエットに向いています。
ただ、ほとんどの宅配弁当や冷凍弁当は、エネルギーが200kcal~300kcalくらいの範囲のメニューになっています。(ご飯付きでエネルギーが500kcal前後になるものはありますが、ダイエット向けではなくなります。)
当ブログで試した冷凍弁当の中で唯一、エネルギーや糖質量の幅が広いメニューがあるのが「nosh-ナッシュ」でした。
【効果は?】nosh-ナッシュでダイエットする3つのデメリットと7つのメリット
冷凍弁当nosh-ナッシュをダイエット目的で利用しようと考えていますか? このページでは、ナッシュで低糖質ダイエットをする場合の注意点と多数のメリットをまとめました。ぜひ参考にしてみて下さい!
続きを見る
nosh-ナッシュは、ダイエットに特化された冷凍弁当と言える内容になっています。
興味のある方は、ぜひチェックしてみて下さい!
食宅便のダイエットに最適なコース・まとめ
食宅便はどのコースでもダイエットに有効なエネルギー量と栄養成分のバランスになっています。
なので、低糖質セレクトだけにこだわらず(もちろん低糖質セレクトも良いですが)、メニューや味付けの特徴で、お好みのコースを選ぶべきです。
どのコースを選んだ場合でも、食宅便だけでは少しエネルギーが不足します。
200kcal~300kcal分くらいの雑穀ご飯、味噌汁、納豆、果物、乳製品、ナッツ類、などの一品を食宅便と一緒に食べることが理想です。
果物は「糖質が多い」と思って、糖質制限ダイエットでは敬遠されることがありますが、果物の甘さの成分「果糖」は血糖値を上げにくいことが分かっています。
そして、果物にはビタミンやミネラルが多く含まれます。
食宅便と一緒に果物を食べることは、僕のおすすめのダイエット方法です。